バレーボールが楽しめても
体育の授業が、
バスケットボールに切り替わったとたん
体育館で、
フリーズしてしまう子どもがいます。
なぜなら、
バレーボールは、
敵味方どちらの選手も、
小中学生なら、
みな大体 同じ位置にいます。
けれど、
バスケットボールは、
敵味方が、混在してコートの中に点在し、
しかも、
縦横無尽に移動します。
自分と周りの人や対象物との
位置関係を把握する
視空間認知が育っていなければ、
位置関係を把握できず、
さらに、自分は次にどう動いたらよいか分からず。
パニックになります。
パスを受けたら、
味方の誰に、
ディフェンスをどう切り抜けて
パスをすればよいか、
瞬時に判断できないと、
囲まれて身動きできなくなるからです。
このように
スポーツの動きは、
認知能力の連携プレーのもとに
生み出されています。
最後に大切なことを書きます。
スポーツが出来る子だけが、
能力が高いわけではありません。
プロスポーツ選手の不祥事が、
何度も報じられてきたことで裏付けられます。
ソフトバンクの名誉監督
王貞治さんは、
名選手が、名監督になるわけではない
並々ならぬ苦労の末だと
言っていました。
自分はスポーツに向かないとわかったら、
すでに、かくしもっていた違う能力(魅力)を発掘すればよいのです。
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