先日、がんプロセミナーという
ガンの緩和ケア病棟で働く方々のためのセミナーがあり
参加してきました。
私も、昨年、ガンで知り合いを亡くし、
彼女たちの死を悼みつつ参加させていただきました。
最近、身近な若い人を発症した話を聞く機会が増え、
急に、病状が悪化して亡くなったことを知らされます。
身近なこととして、
癌について、余命について考える機会が増えました。
緩和ケアで働く人たちに対して、
死が身近にあるからこそしんどいのではないかと思っていたのですが、
死が身近にあるからこそ、
その存在に
生命力が感じられ、
言葉に力がありました。
印象深かったのは
「死ということは本来自然なこと」
でも
自分が、突然死を目前に突き出されると、
戸惑ってしまいます。
普段、私たちにとって死は、
どこかずっと遠くにあって、
どこかの誰かに起こること。
新聞の慶弔欄に書かれている
どこかの、誰かの出来事のような
他人ごとになっています。
だから
突然、身近な人が逝ってしまうと
うろたえてしまいます。
隣人の死を体験するという冷や水を浴びて
いのちに限りがあるということ。
突然、その時がやってくるという当たり前に気が付きます。
いつかは死ぬ時が来るはずなのに、
今生きている実感さえ曖昧のまま、
毎日の忙しさに翻弄されて生きていました。
当たり前のように目の前にいた人に
突然会えなくなるというのは、
呼んでも応えが返ってこないということは
しんどいことです。
45日、100日、一周忌、三周忌、七回忌と
亡くなった人を弔うことは、
死を受け入れる、生きていく覚悟をもつために大切な時間の節目ですね。
このセミナーで紹介された動画を
シェアします。
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