皮膚は音も聞いている
更新日:2018年3月3日
もう、古くなってしまいましたが
吉幾三の「おら東京にいくだ」という歌に
レーザーディスクは何者だ!っていう歌詞があります。
虹色に輝くあのCDやレーザーディスク、DVDを初めて見たとき
まさに、21世紀がやって来たと思いました。
CDの発売とともにクリアな音源に感激し、
完璧ですごいものだと思ったし、
大きなレコード盤がとっても古臭く感じたものです。
けれど、
CDを作成した時
人間の耳が拾う周波数以外の音源は切り捨てられました。
そうしたら
確かに音はクリアなのですが、
レコード盤を聞いているほどに心が震えない、感動できない事態が生まれました。
それは、
山口創 著 『皮膚という脳』 東京書籍 に
「耳で聞こえない超音波を触覚で受け取ることによって
快適性と関係の深い脳波(α波)が増強されると同時に、
脳幹や視床といった脳深部の神経活動を劇的に活性化することが分かった」と紹介されているように
人間は、音を耳だけで聞いているのではなく、
全身の皮膚が、