• chikako

トラブルが減っていく不思議

一日5分!教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する 認知トレーニング122の中で、

https://www.amazon.co.jp/dp/4491032807/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_BfLBDbKT2JN0K


感情をうまくコントロールできるトレーニング

この人はどんな気持ち? P92 に取り組んだ時のエピソードです。


悲しい表情をした女性の絵の横に

吹き出しがあり

ここに 💭という気持ち と書き込むワークがあります。


まず初めに

ひとり一人にこのシートに向き合ってもらいました。


当然のことながら

指導している側は、こんなの簡単に書けるだろうと思っていたのですが、

期待を裏切られます。


まったく書けない子が何人かいたのです。

もしくは、

書けないことをカモフラージュするように

落書きする子もいました。


一時間シートを目の前にして考え続けても

フィットする言葉が浮かばないと苦戦していました。


表情と感情が繋がらないのです。

「そうか、だから、トラブルになってしまうのか」と納得しました。


けれど、

授業をすすめていく中で子どもたちは、

変わっていきました。


1時間、2時間と授業を重ねていく中で、

その子たちは、

友だちの体験を聞いていました。


時には、

絵と同じ表情をしてみたりしながら、


その中で、

同じ場面で感じた共通体験。


うれしかったこと、

悔しかったことなど

その時の自分の感情がよみがえり

点と線が繋がっていきます。


また、

「ああ、それなら自分にもこんなことあった」と

似たような場面を思い出します。


それから 少しずつ、

自分の感情体験を仲間に伝えるようになりました。

まるで堰を切ったように。


この姿を見ていて、

それまでこの子たちは、


心のエネルギーがいつも外に向かっていて、

人がどう思っているのか、

人からどう思われているのか、


人の心は

瞬時に、ちょっとした刺激で

コロコロ変わってしまうのに、


自分勝手に予想して

妄想を繰り返すために

現実とかけ離れていきます。


そして、

独りよがりな考えに固執します。

その妄想だけで疲れてしまいます。


もし、そのとき

「ねえ、そのときどう思ったの?」

「僕は、こう思ったよ」


率直に、相手の気持ちを聞くことが出来れば、

人間関係の風通しもよくなります。


こうして、

コグトレの取り組みをきっかけに

トラブルが少しずつ減っていきました。


相手の気持ちを理解しようとか、

嫌がることはしないなど道徳的なことを

言語的に伝えても理解できなかった子どもたちか、

変わっていきました。


現実世界では、

周りにいるみんなが、

それぞれいろんなことを考えているし、


時と場合によって

考えは変わってしまうこと。

ずっと同じことを考えているわけではないということ


その事実を確認できれば

余計なストレスを抱えることはないのです。







​心理臨床オフィス

こもれび

公認心理師・臨床心理士 阿部千賀子

 ​岩手県盛岡市 ( 仙北町駅 から 徒歩10分)

Copyright © こもれび All rights reserved.