• chikako

図形嫌いには。

図形問題が苦手なこどもの中に、

言葉で説明しても、

図で書いても、

なんでわからないと叱っても、

同じような問題を何度もドリルで解かせても、

まったくもって何の事なのかさっぱりわからない子がいます。


そういう子に

認知トレーニングをやってみると

不思議なほど理解がすすむことがあります。


世界からの情報をキャッチするのは五感であり、

この五感がうまく機能していないと

ゆがんだ情報や少ない情報からしか

判断することが出来ません。


ゆえに、

五感を育てる

幼少期の経験が重要になります。


五感はすべて触覚から始まっており、

触覚を育てなければ

様々な感覚が未発達のまま

身体だけが大人に近づいていくということになります。

この感覚の未発達が

様々な発達障害の症状につながっているように感じます。


その体験とは、

小さいころに積み木を積んだりやブロックを組み立てたり

ボールを握ったり、投げっこしたり、

ゴツゴツした石を握ること

泥だらけになって砂遊びをすること

クレヨンを握ってぐるぐる描きも

脳を育てるためのこのうえない栄養になります。


大人と同じように目が見えるようになるのは5歳前後です。

奥行き感覚など図形理解関わる領域は、

触覚で獲得した感覚が下地になるうですようです。


目が見えない人が、

目が見えなくても、

杖一本で外をあるけるのも

触覚から育んだ空間認知があってこそ。


なので、

図形理解は、

触覚を育てる体験をどれくらいしたかが重要になります。


さらに

触覚は、奥行き感覚が育つだけではなく、

材質のツルツル、ザラザラ、固い、柔らかい、

べっとり、ネバネバなど質感だけではなく

温もり、冷感など温度感覚も体験として獲得していきます。

(感情理解も、皮膚感覚の経験が重要となります)


もし、

指の触覚が正しく機能するように育っていなければ、

適切な力加減が分からず、

奥行き感覚も分からず、

目の前にあるガラスコップをさっと握ることさえできません。

不器用さにつながります。


また、

ふわふわ、ギザギザなどオノマトペの表記が

何を意味するのかも皮膚感覚の体験が薄い子にはわかりません。

国語の文章理解でもつまづくことになります。


皮膚感覚は、

視覚、聴覚と同じように

直接今体験していなくても

脳に記憶として蓄積されてきた皮膚感覚を想起することで感じることもできます。


だから、経験値が薄いと

その感覚を想起できないということになります。


図形問題が分からない子に話を戻しますが、

図形が分からないからと言って

図形の問題ドリルをくり返し何度やっても身につきません。


コグトレビジョントレーニングなど

脳の認知トレーニングが効果的に働くことがあります。


よく、どうしたら効果的に支援できますか?と

how toを聞かれることがあります。


でも、万人に共通した一番いい方法などありません。


ひとり一人 生まれ育ちが違い、経験値も異なります。

個人差があるからこそ

その子に合った最適な方法を探り、

調整しながらやってみることが重要なのです。


ひとり一人に合った支援を検討していくことが重要です。

ぜひ、当方「こもれび」にお越しください ♪


※ 皮膚感覚の不思議については 桜美林大学 教授 山口創先生の著書をお読みください。


幸せになる脳はだっこで育つ。 廣済堂出版

皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能 東京書籍

腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す さくら舎 など









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