• chikako

言葉が分からない


昨年、

コグトレの研修会 初級・中級に参加しました。


本には書いていない大切なことを

直接 宮口幸治先生、宮口英樹先生をはじめとするスタッフの方々から

講義と実技を通して学ぶことが出来ます。


私のブログで書いていることも、

この研修会に参加して教えて頂いたことが鍵になっています。


当然のことですが、

私たちは、地球で生活している生き物ですから

脳と身体が密接につながっていて、

日々、活動しています。


それなのに、

頭を忙しく働かせることばかりで、

体のことを意識することを忘れていました。


コグトレ棒の操作、

複数人数で立ち上がるワーク、

色や絵を見てその指示に従うワークなど


簡単そうに見えて

出来ないことに葛藤しながら

当日偶然同じチームになった人たちとワイワイ言いながら挑戦するのも

楽しかったです。


広島大学教授

宮口英樹先生のお話で驚いたことは、

言葉と体験の話でした。

(ネタバレになるので詳しくは書きません)


帰ってきて

関わっている子どもたちに、

「本物の国語力をつけることばパズル」中島克治著 小学館 をやってもらいました。


簡単ですから 8割から9割答えられるのですが、

大人の私たちが、

当然 わかっているだろうと思うわれていた問題が答えられません。

これも私にとっては衝撃でした。


この2割から1割が大きな問題なのです。


なぜなら、

その単語は、

聞いたことがあるのですが、


その言葉の意味や

使い方が分からないために

問題に答えられないのです。


これでは、

普段、クラスメートとの言葉のやり取りで

うまくコミュニケーションをとれないのも当たり前でした。


友だちと話すときどうしていたの?と聞いたら

分からないときは、

適当にうなづいていたというのです。


これでは、双方誤解してしまいますし、

友だちの中にいても疎外感を感じます。


それは、

授業場面でも起こっていました。


先生方は当然わかっているだろうと思って授業を進めていますが、

授業中の先生の言っていることも理解できませんからついていけません。


先生方に聞いてみると、

当然わかっているだろうと確かめることがなかったそうです。


言葉を知っている

おしゃべりなのに、

作文が書けないにもつながります。


でも

クラスで孤立している子どもを見かけたからといって

こちらの感情で

突進しないで少し見守ってください。


そして

何か力になれるかと

話しかけてあげてください。


シャイな子は、

びっくりして心を閉ざしてしまうからです。


彼らが

必要としてくれるまで

待ってあげるやさしさも必要です。


私は、

一緒にお絵描きをしたり

カードゲームをやったりして

関係が出来てから 

言葉の交流が始まります。


例えば、

絵本を読み聞かせ

私の体験を言葉で伝えてみたり、


時には、

分からない言葉が出てきたら

じゃんけんして

一緒に辞書で調べたりします。


自習室で

ポツンとたった一人で

学習プリントをやるのは寂しいですが、


そのほうが

安心する子もいます。


少し 距離をとってあげることで

その教室が、

学校の中で唯一安心できる基地と理解してくれます。


そういうことが

必要な子どもがたくさんいます。


関わる側のニーズを押し付けるのではなく、

必要かどうか

聞いてあげることが大切です。


ちょっと じれったくなることもありますが、


その子どもの速度で 話すに任せて

こちら側は、ゆっくり呼吸を合わせつつ

聞くことも重要です。



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​心理臨床オフィス

こもれび

公認心理師・臨床心理士 阿部千賀子

 ​岩手県盛岡市 ( 仙北町駅 から 徒歩10分)

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