計算嫌い。

算数嫌いには、いろんなタイプがいます。
計算が苦手な子、
図形が苦手な子、
文章題が苦手な子、
今回はその中でも、
計算が苦手な子を取り上げます。
学年が上がっていても
一生懸命に指を使って計算している子がいます。
指を使ってでも計算ができるならばよいのですが、
ちょっと複雑になると、
途中でわけがわからなってしまい。
お手上げ状態になります。
小学校3年生程度の算数の力があれば
生活していけると言われていますが、
指を使ってる状態では、そこにもたどり着けません。
これは、計算力の前に
数の概念が、育っていないことが原因の一つと考えられます。
コグトレの数えるというワークの中に
散らばっている星☆を5個づつ丸で囲むという作業をするものがありますが、
10以上の数の繰り上がり、繰り下がりがうまくできない子は、
ぱっと見て、5個を一つの塊として見つけることができなかったり、
1個づつ数えて丸で囲んでいたりします。
例えば、
5+7を計算するときは、
大人は意識さえしていませんが、
5の塊2つで10.あまり2 それで 12と計算しています。
この5の塊の概念がしっかりとつかめていないと
繰り下がり、繰り上がりで本当に苦労します。
どんな計算でも繰り上がり、繰り下がりは登場します。
この5個づつまとめるトレーニングをすることで
計算力が上がっている子がいます。
ゆえに、
計算の苦手な子が、
計算ドリルをただただやり続けることよりも、
数の概念を育てることが
大切と思っています。