人間万事塞翁が馬
更新日:2018年2月15日
臨床心理士試験が受かるまで
何度か苦い挫折を味わい
落ちたときの落胆は言葉で言い表すことができないほどでした。
どうやって気力を取り戻したらいいのか、わからなくなっていた私に、
恩師が この「人間万事塞翁が馬」の話をしてくれました。
これは 「じんかんばんじさいおうがうま」と読みます。
中国の古い書物に書かれているお話の一つです。
昔、砦のそばにおじいさんが住んでいました。
ある日、おじいさんの馬がいなくなり、
近所の人が気の毒に思っていたのですが、
おじいさんが、
「このことが幸運を呼び込むかもれいない」と言います。
しばらくすると、
おじいさんの馬が、
名馬を連れて帰ってきます。
これを見た近所の人が喜んでいると、
「このことがわざわいになるかもしれない」とおじいさんが言います。
すると、この馬に乗っていたおじいさんの息子が
落馬して足を骨折します。