あまりにも有名なこのスピーチ
一度は、見たことがあるかもしれません。
人生には、様々ことが起こり、
他人に言わせれば大したことがないように見えたとしても
私にとっては、人生最大のピンチ!
絶望することさえあります。
けれど これこそが、人間万事塞翁が馬。
未来から
思いがけない手紙がやってきます。
その手紙を見ずに
あきらめてしまうなんてもったいない。
人生
本当に何が起こるのか
何か起こっても、その次に何が待っているのかわからない。
20代の時に偶然出会った
あるおじいさんの話を思い出します。
いいかい。
人生ってね。何が起こるかわからないんだよ。
最後まで あきらめちゃダメなんだよ
自分が、徴兵されて戦争に行き
戦艦に乗っていた。
ある夜寝ているときに突然攻撃され
気が付いたときは海の上だった。
やっとの思いで
板切れにつかまっていたけれど
仲間たちが一人、また一人と力尽きて
冷たい海の中に沈んでいった
自分ももうだめだと思ったとき
すーっと海の中に沈んでいった
だんだん気持ちよくなって
何もかもどうでもよくなったんだけど
故郷の家族のことを思い出したとき
ああ もう一度会いたいと思った
その瞬間
体力もなかったけれど
一回だけ 足をぐんと漕ぐように伸ばしたんだ
そうしたら不思議なことに
くるっと方向転換して
上に向かってすーっと上がっていったんだ。
上がったところに
誰かが自分の腕をつかんで
船に乗せてくれて
これが最後だなーと言って
味方の船に向けて
ボートを漕ぎだした。
そして
今の私がいるんだよ。
そんな風に
人生っていうものは不思議なもので
思ったようにはいかなけれど
生きようとしたら
何かのめぐりあわせが動き出し
思ってもみなかった
新しい世界を見せてくれることがあるんだよ
そういう話を
通りすがりに出会ったおじいさんがしてくれました。
大学生の私が頂いた宝物のお話です。
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