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  • 執筆者の写真chikako

ぐるぐる描きをいっぱいしよう!

就学前、文字を覚えることよりも

私が重要だと思っていることは、手首を育てることです。


手首を育てるとは

言い換えると、手首を動かせる可動域が広くすること。


私たちが小さい頃は当たり前のように、

近所の空き地で、

木に登ったり、取り網を虫片手に振り回し虫を捕まえたり、

どじょうを手づかみでつかまえたり、

ドッチボールやベースボールをして

全身真っ黒にして帰宅して母親によく怒られたものです。


私たちが

幼少期当たり前にやれていたことが

今の子どもたちの環境では当たり前にできません。


公園は狭くなり、掲示板には禁止事項ルールがたくさん書かれています。

ボール遊びはもちろん禁止です。

近所にあった農業用水路はコンクリートで固められ

その上をちょろちょろ水が流れている程度です。

生き物はそこにいません。


その為なのか、

手首をうまく使えない子が結構います。

鉛筆をへんにしか握れない子もたくさんいます。

それは、なんとももったいないことです。


絵が苦手なのでということで

嫌がることはやらせないでいると

就学後、結構苦労します。


その何が困るのか、

ひらがなの曲線がうまく書けないから文字のていをなさないのです。


不器用にしか手首が使えないからうまく書けないのですが、

そこに手首を育てるという発想はないため、

大人から何度も書き直しを命じられ、

書くこと事態を嫌がる子どもが出てきます。

そして、めんどくさいから勉強嫌いと勉強嫌い1号が生まれます。


勉強が始まったばかりで挫折してしまうんです。

そんなささいなことで・・・・・


それは、小学1年生に限らず、

学校では、学習する場のほとんどで書くことを求められますから、

文字を書くのが面倒な子は、

学習意欲を上げるハードルが高くなります。


それで何が困るのか、不自然な手首の動きのために無駄に指に力が入り、

ちょっと書いただけで、肩に力が入り、肩が凝りやすく

集中力の維持が続かず、

午前中の内に、疲労困憊し学習意欲を失っていきます。


どうしたらいいのか、


最初は、プロッキーなどの極太のペンを握って

ぐるぐる書きを画用紙一杯白いところがなくなるぐらい書き続けること。

続いて、滑りのいいクレパスなどを使い

次に、鉛筆などを使います。


それがうまくできるようになったら、

これを2~3週間毎日続けてみること。


ぐるぐる書きをしているうちに

手首をうまく使えるようになります。

これが第一関門です。


それができるようになったら

(まだ、文字練習じゃないですよ)

直線、ギザギザ、曲線など

なぞり書きの練習をたっぷりしておくことです。


手首をうまく使えないと

指に不自然に力が入るために

長時間文字を書くのが苦痛になります。

そして肩に力が入るために、午前中の授業が終わるころには疲労困憊しています。

それも、もったいないエネルギーロス。


どこかで読んだのですが、

就学前に親が必死になって文字覚ぼえさせても

その差は微々たるものらしいです。


1年生のうちは

月齢差が大きいため

2学期以降になってメキメキ伸びていく子もいます。


付け加えると

姿勢もとっても重要になります。

順番に紹介しますね。





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